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リビア問題 戦争とメディアとイルミナティ



ベルギ-人ジャ-ナリスト、ミシェル・コロンによるリビア問題分析。


フランス政府は、ベナリ(元チュニジア大統領)に関しては、
国庫を自分の財布にするし弾圧や暴力にもうんざりだと言って
ベナリに民衆のデモを叩くための金を与えました。
フランスはベナリを保護した。逃亡のための飛行機の搭乗口まで。

女性 カダフィはやり方があまりにもひどかったのよ
よくもそんなことがいえるわね!

あなたはテレビを毎日見ているからそう言うのです。
テレビのニュースでは絶対に報道されないことなので説明に少し時間がかかるのです。

フランス政府はベナリ元大統領を保護しながら
事実はこうです。アメリカとフランスはベナリ元大統領とムバラク元大統領を最後の瞬間まで援護しました。
カダフィ大統領の場合は少し違います。
確かに独裁者だし汚職もあるしスイスに銀行口座もある。

でもそれだけではありません。
彼は石油を国有化し、アレックス、トータル、BPPに嫌われた。
パレスチナ人を援助して嫌われた。

いま何が起きているかというと、
フランスもアメリカもアラブ人の民主化革命を破壊しにかかっている。

支持なんか全然していません。大統領の後は下位の者を据えて。
本質的な部部は変わらないように配慮しています。

リビアには実際に民衆の蜂起があり期待もあった。
でもそれと同時にアメリカとイギリスによって武器援助され内戦がひきおこされた。
体制転覆をねらったものでした。

なぜならアメリカが一番おそれるのは、チュニジアとエジプトが発展を遂げてリビアと連合して
アメリカに、またイスラエルに対抗してくることです。

リビアにいま戦争がおきている真の目的はそこにあるのです。

第一に石油確保のため、イラク戦争と同様石油のための戦争である。

利益の大きな石油管理権を世界の各地で手に入れることが重要なのです。

第二の目的はアラブ世界の発展を抑えるためです。
アラブ諸国は石油をトータルなどに独占されるよりも
国の社会発展に、教育や、医療費無料や失業低下に役立てたほうがよいのではないかと思い始めています。

石油が人民の為に役立ったほうがいいではないですか。われわれの友好国の石油王たちが
建てる何百メートルのタワーや一晩何十万もするホテルなどより。

飢餓で苦しむ人々が世界中にあるときにそんなものが何の役に立つのでしょう。

はっきりしておくべきことがあります。

「あの国の体制を変えよう」
などとまるで当たり前のことのように言いますが

それは国際法に違反している。

わたしたちは、武力攻撃の被害を被った国に介入する権利はあるけれども、
武装反乱がおきた場合に、どちらかの陣営を支援する権利はありません。

もしこんな風に、ある国が別の国にいつでも介入する権利が認められた日には
ロシアがすぐに言うでしょう。
「バーレーンの状況が気に食わないから介入して体制を変えてやろう」

中国も、サウジアラビアについて同じことを言うでしょう。

こんな仮定をするとおかしいことがわかりますね。

もうひとつ明らかなことは、ヨーロッパやアメリカが世界の支配者のような態度で
「われわれこそは、あの地域に次に起こることを知っている」などと言う傲慢さです。

ある国の国民が自由を求め指導者を変えたいと思えば、そうする権利がありますが
あなたがたが彼らの代わりにそれを行う権利はないのです。

体制に対し、民衆の怒りと団結が真に高まっていれば自分たちで転覆するでしょう。

廃位不可能などとあなた方のいうベナリやムバラクの体制でも転覆できるはず。

ヨーロッパ人の傲慢さについてですが
国際会議で決まったなどと聞きますが、それはメディアの大嘘です。

ロシア、中国、ドイツは反対票を投じました。

ラテンアメリカ諸国は、ウゴ・チャベスの調停提案に従うと言いました。
もし本当に大量虐殺や内乱での殺し合いをやめさせたいと望むなら
アラブ連邦もアフリカ諸国にも支持されているチャベスが調停を申し出ていたのです

欧米の指導者はそれを拒絶しました。
なぜでしょう?

戦争があれば、いつも同じです。
イラクでも、ユーゴスラビアでも、アフガニスタンでも
交渉の申し出があるたびに、アメリカとヨーロッパがそれを拒否します。

隠れた目的があるのは事実です。

米欧はカダフィ氏を倒そうとしベナリ氏とムバラク氏を援護しました。

アラブ世界を支配下におき、石油採掘権を得るためです。

イスラエルの地位を守ることも目的です。
イスラエルの名は全然口にされなくても。

視聴者のみなさんは、リビアの状況を見て
「われわれはどうしたらいいのか、介入すべきなのか」などと考えているでしょう。
そんなみなさんに言っておきたいことがあります。

これまでの戦争の一つ一つが、メディアの嘘を用いてわれわれにこうだと信じ込まされたものなのです。

ベトナムについて、イラクについて、ユーゴスラビアについて、アフガニスタンについて、
されにすべての戦争に関して嘘をついていたメディアが
今回だけ真実を語るという奇跡が起こりうるでしょうか。

第二の点です。
「爆弾攻撃する必要がある」などと軽々しく口にする人がいますが
イラクやアフガニスタンを経験したにしては軽々しい発言です。

その結果民衆がどれだけ苦しんでいるか

フランス人、ヨーロッパの人々は自らにこう問うてみるべきです。
「私の名においてこれらの民衆を爆弾攻撃することが、正しいことだろうか」と。

欧米が爆弾攻撃を行ったすべての国において、状況は前よりよくなったでしょうか?

女性 ヨーロッパはよくなったわ

イラクは80年代に非識字率はほぼなくなりました。
それなのに、現在は子供の40%が学校に通えない状況です。

現在では6人に1人が読み書きができないのです。

アフガニスタンでは麻薬売買が非常に盛んになり
コソボは麻薬売買、ヨーロッパのための娼婦売買の中心地となった。

前よりひどくなったのです。

なぜならアメリカもヨーロッパも解決者ではないからです。
欧米こそがこの国々のかかえる問題の原因となっているからです。
彼らこそが問題なのです。
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